発達障害の方の障害基礎年金の申請を多数手がけています。

発達障害の方の障害基礎年金の申請を多数手がけています

文責 社会保険労務士 松井 宝史 2025.0511.21

自閉症スペクトラム障害、適応障害の申請について

どの時点でメンタルクリニック等の医療機関に行ったかで、初診の証明(受診状況等証明書)の入手が難しくなる場合があります。

カルテの保存期間がは、医療法や健康保険法により診察が完結した日から5年間と定められています。

これ以上の長い期間保存しているメンタルクリニックや病院もあります。

今回の申請した人は、自閉症スペクトラム障害、適応障害の方でした。

幼少期より対人コミュニケーションが困難で、抽象概念の理解が不得意でした。

独自のこだわりが強く自閉症兆候があった方です。

大学生の時に最初のメンタルクリニックを受診ました。

翌年、症状が悪化したため3か月程入院して治療を受けてあした。

大学も卒業き、会社に就職をしたが、仕事が本人に合っていなかったので、じきに退職となってしまいました。

最初の医療機関でかかっていた先生が独立開業をしたので、引き続きその先生のメンタルクリニックで治療を受けていました。

本人は、退職した後は、ハローワークの雇用保険の本手当をもらっていましたが、障害基礎年金の申請をしたいという依頼があり、愛知労務で申請代行をしました。

障害基礎年金2級という結果になりました。

主治医の先生とも長年治療を受けていたので、本人の日常生活なども多少は掌握していたようです。

障害基礎年金を受給できるようになり、毎月の生活費の補助となったので、ご家族の方にも喜んでいただけました。

本人は、学力もありますので、他人とあまりかかわらない仕事が見つかれば、就労もできていけると最初に面談した時に思いました。

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